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東京都世田谷区のデザイン・編集事務所、
willsnow-dfl(柳田寛之)のWebサイトです。

久々のバンドでの演奏

昨日、私の参加しているバンドLes 332s(サンサンニーズ)の練習にて久々にリハーサルスタジオに入った。昨年末に下北沢空飛ぶこぶたやでライブして以来なので、ほぼ11ヶ月ぶりにバンドで、そしてドラムを演奏したということになる。ちなみに11月21日に開催される「 呼吸する屋上 」(申し込みはこちらのフォームから)というイベントに参加するためのリハーサル。銀座二丁目駅真上のビル(銀座貿易ビル)での演奏ということで、大変楽しみ。

新型コロナ対応ということで、マスクをしながらの演奏だったが、コーラスなどでやや声量が下がるのかなと感じたが、まあ本番は外すのでこれは問題ないだろう。ただしマスクの中が熱かった。ほとんど練習せずに臨んでしまったが、意外と手足ともに普通に動く(まあ元から大して動きはしないのだが)。しかしながら背筋が衰えてしまったのか、演奏しているとやや腰が丸まりがちになってしまう。これを続けると腰を痛めてしまうので、背筋を使う運動をせねばと反省。バンドメンバーは演奏変わらず、いや、新しいことを試しているところも伺えて大変心強かった。そしてあるメンバーからはプライベートでのハッピーな報告も聞くことができた。止まっているようでいて、やはり時間は進んでいるのだ。昨年はややマンネリ化を感じていたが、活動再開を機に、再び新しいことを始められたらと思う。

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今日のオススメ

Follow – Tom Misch & Laura Misch

YouTubeなどでは音源を聴いていたけど、遅まきながらようやくアルバムGeographyを聞いたTom Misch。歌もギターも良くてどの曲も楽しめるアルバムだけど、このボーナストラック曲(シングルリリースだったのか?)のビートの音色とシンコペーションを伴ったハネ感が最高に好き。このタイム感って最近の言葉にすればJ Dilla以降って感じなんだろうけど、テンポを上げれば細野さん言うところの「おっちゃんのリズム」にも近いタイム感である。シンプルながら聞き飽きない一曲。

ワーカーズコープ(協同労働)

先日(2020年10月11日)の東京新聞の第1面に、興味深い記事が掲載されていた。「ワーカーズコープ」という、共同出資による新しい働き方を支えるための法案で、26日からの臨時国会にて成立するらしい。

「ワーカーズコープ」とは、所属する労働者が自ら出資し、報酬も得ながら、運営などの判断にも携わるという仕組み。私も詳しくはこの「ワーカーズコープ(協同労働)」の仕組みについて分かっておらず、慌てて解説書などを取り寄せてこれから読んで学んでみようと思っているところ(以前医学書院の『ケア学』を読んだことがある広井良典さんの『協同で仕事をおこす』でも読んでみようかと)。

柄谷行人さんの『世界共和国へ―資本=ネーション=国家を超えて』などで書かれた「交換様式D」のように、個人同士ができることを持ち寄り、公正な報酬を得るため仕組みの器になるようなものだといいのだけど。

個人的には、自分の仕事であるデザインや編集、音楽のイベントなど、多様なスキルやノウハウを持ちながらも、対企業・団体ではどうしても下請けに甘んじたり、営業力が弱いような立場などで各々の融通を利かせながら、この仕組みを利用できないかに興味を持っている。また、個人同士だと関わりの薄い生活地域に、そのようなスキルやノウハウを還元しつつ関わっていくこともできないだろうか。しばらくこの法案成立の動きに注視しつつ、資料などで詳細を学んでみたい。

しかし、この話題SNSなどでは全然話題になっていない。ソーシャルソーシャルと散々騒いできたのに、なぜなんだろうか?

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今日のオススメ

Se no Cinema – Ana Frango Elétrico

ブラジル・リオ・デ・ジャネイロのSSW。昨年出た2ndアルバムLittle Electric Chicken Heartの中の一曲。基本的にロック寄りの曲だが、50年代のR&Bのようないなたい雰囲気と、いかにもブラジル的な厚みのあるしっかりしたアレンジが、プログレッシブな展開も含む楽曲の中で共存している(日本だとエマーソン北村さんがプロデュースした頃のエゴラッピンみたいな感じかな!?)。そして何より歌声が好み。個人的に去年のブラジル音楽の中ではかなり上位かなと感じるアルバムで、今年アナログも出たらしいけど、日本でも人気はあるのかな。コロナ落ち着いたら日本にも来て欲しい。

カレーリーフの植替えと株分け

本株、新芽の方はちょっと元気がないけど、何とか大丈夫な様子

昨年から育て始めたカレーリーフの木が最近徒長気味なので、鉢を一回り大きなものに植替えた。本当は夏前の成長期に植替えするのがベストなのだが、やや涼しくなったこのタイミングが今年最後の機会かなと思い手をつける。

カレーリーフ、購入時から本株の周りにひこばえが生えておりそのままにしていたのだが、本株の葉によって日当たりが悪くなっていたので、こちらも思い切って株分けすることにした。

土をほぐして本株とひこばえが繋がってる部分を探す。あまり深くはないだろうと思っていたが、思いの外深い部分の根で結ばれていてかなり根に近い部分まで土をほぐしてしまった。植替えで根に触れられるのを好まないとどこかのブログで読んだので心配だったが、数日経過したものの枝の張りもそれほど失われていないようで安心する。ひこばえからは9本の根付きの株が採れた。あと1本根の少ないものも採れたが、挿し木もできるということでこちらは水につけて様子を見ている。新たな株は根が落ちついたらご近所などの友人に配る予定。

今回採れた9株。結構元気です!

カレーリーフ、乾燥したものと生のものを食べ比べると全く別物と思うぐらいに香りが違うので、南インド料理などが好きな方は鉢植えで育てることをお勧めする。冬は外だと落葉するらしいので室内に入れる必要があるが、室内で育ててもそんなに難しくはないと思う。そしてひこばえで増えるのがなかなか楽しい。来年ぐらいには花をつける可能性があるので、甘くて美味いという実を食べられればと思う。

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今日のオススメ

Fronteira – Rafa Castro

ブラジルのミナス出身で、現在サンパウロで活躍するピアニスト・作曲家のハファ・カストロ。3年前に出たFronteiraというアルバムのタイトル曲。聴き返してみて良かったので紹介。曲、アレンジ共にいい曲が多いアルバム。最近のブラジルのインディーズ、アルバムの前半は気合を感じるも後半に失速するアルバムも多いが、このアルバムは全編通して緊張感がある作り。モノクロ写真を基調としたアートワークも良い。

久々の映画館で「殺人の追憶」

今日は久々に下高井戸シネマに映画を観に行く。行きの京王線、ラッシュアワーということもありかなり混んでいた。こりゃまたコロナ繰り返すだろうな。仕事柄通勤がないのが救い。

観た作品は前の記事でも書いたボン・ジュノ特集「殺人の追憶」。いくつか観たかったものの仕事などで今週は慌ただしく、結局最終日の今日の1本しか観ることができず。金曜夜だからか、特集最終日だからか、感染対策で間引きはしているものの満員。前の枠では「パラサイト」を上映していたようで、こちらも満席だったようだ。久々の映画館だが、意外と今までと変わらぬ平常心で席に着いた。

「殺人の追憶」、ボン・ジュノ作品3作目となるとかなり作風が分かってきた。やはり雨の中で起こる事件、デモシーンなど社会情勢を反映した場面や、アメリカを影に感じさせるエピソードなど、「パラサイト」や「グエムル」と共通する部分が印象に残った。そしてかなりコミカルに入って、後半にシリアスな重みが増していく作りもやはりこの人の特徴なのか。随所に登場する焼肉のシーンが前後のつながりもあり印象的で(えぐい)、食事もこの人の映画の重要の大きな特徴なのかも。けど見ながらこれは、上手い!「美味しそう!」という感じではなく、会話をしながら食うものをガツガツと食ってるというシーンが多いのだが。

本作品は概ね通しで楽しめたが、後半はやや冗長に感じるところもあった。この作品は韓国で実際にあった連続猟奇殺人をモチーフにしたそうで、実際の事件を描くには事実性の担保のために入れる必要のあるシーンがあるからか。ソン・ガンホ演じる地方の刑事と、キム・サンギョン演じるソウルから来た高学歴の刑事の対比から韓国社会の縮図が垣間見えるのかとか(キム・レハ演じる暴力刑事の酒乱のシーンでそれを表現しようとしていたが…)、バディ物的な友情が生まれるのかとか思いきや、いずれに思い切って進むこともなく、やや感情過多な暴力描写でドタバタと押し通すシーンが後半は多かったのもそう感じさせたのか。笑えるんだか笑えないんだかよく分からないドタバタはこの監督の特徴な気がしてきているが、この作品についてはそれがあまり生きていない印象だった。

そんなで後半やや軸が分からなかったものの、最後の「オチ」でなんとか締まったのかなという印象。ちなみにそのオチが届いたのか、数年前にこの事件の犯人が時効後に自らの罪を告白し話題になったそうである。

今日は持病悪化による首相退陣というニュースがあり、回復祈念(!)のつもりで始めてのプレミアムフライデー、下高井戸でちょい呑むかと思ったが、都の自粛要請でほぼ10時で閉店。残念ながら私も自主規制にてまっすぐ帰宅、家でロング缶を開けた。

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今日のオススメ

Sioux City Sue New – Keith Jarrett

あのピアニスト、Keith Jarrettのなんとフォークの作品。楽器はほぼ自分でこなし、歌も唄っているそう。すごく昔に聴いた気がするんだが失念、先日たまたま聴いてこれはいいなと思い紹介。Keith Jarrett自体最近あまり聴いていなかったんだけど、また聴いてみるかなと図書館で借りたりしているところ。

「パラサイト 半地下の家族」

「パラサイト 半地下の家族」、下高井戸シネマでボン・ジュノ監督の特集があるので、その際に観ようと思っていたら相方さんがBlu-Rayを借りてきていた。娯楽映画のようにテンポよく進みながら、あれよあれよとシリアスな状況へとなだれ落ちて一気に観てしまった。

ボン・ジュノ監督の作品は「グエムル −漢江の怪物−」を以前観て、突拍子もない設定の中にSF的要素も家族劇も韓国の歴史的・社会的状況も放り込んでいながらアクションとしてまとまっていて、大変面白かったのを覚えている(新型コロナ下で観直すと、予言めいた場面もある)。自分が観るのはこの作品が二作目。

「パラサイト」の導入、男女兄妹と両親の4人家族が住む半地下の部屋で、外から入る無料のWi-Fi電波が受信できる場所をスマホを手に持ちながら部屋中を探す。この件りでこの生活がパラサイト(寄生)なのかな?と思わせながら、長男が学歴を偽って友人の代理で富豪一家の長女の家庭教師を始めたことをきっかけに、半地下家族があれよあれよ、妹は長男の美術の家庭教師、父は運転手、母は家政婦と、富豪一家に「パラサイト」していく。バイタリティある半地下家族の描写にやや皮肉めいた笑いを込めながら進行する前半で、一気に引き込まれる。

職を得ることさえ難しいような社会状況の下、家族全員がその素姓を偽りながら富豪一家のもとで高給の仕事にありつけたものの、富豪一家が外出した豪邸での酒盛りと、そこに訪れた前任の家政婦が明かす豪邸の秘密から、半地下家族の運命は大きく動いていく…。

「パラサイト」と「グエムル」、結構似ている映画だと思った。家族を中心に置きながら韓国の社会状況を描いている点。いずれも詐欺や怪物という表立ったテーマを持ちながらも、一方で貧しい家族とそれを襲う危機的状況の話である。また、「パラサイト」では「グエムル」ほど明らさまではないが、ハングルの中に嫌味ったらしく英語を混ぜて話す富豪一家の両親や、インディアン遊びに興ずる富豪一家の長男など、韓国の社会状況の裏側にべったりとくっつくアメリカの影を見せている。

しかし何よりも「パラサイト」「グエムル」ともに、大雨の場面が印象的だ。いずれもストーリーの大きなターニングポイントで大雨が降る(貧民街の雨、漢江の雨)。そして水の流れつく場所が舞台であり、また、いずれも終盤での殺傷に刺すものが使われる(「パラサイト」は包丁とバーベキューの串、「グエムル 」はアーチェリーの矢)という点も共通している。他の作品でも同じなのだろうか。気になるところ。ただ、「パラサイト」の方が予算もあるからか(?)、全体的に落ち着いた演出になっている気がする。いずれもソン・ガンホのどんどん変わっていく顔が良い。

「パラサイト」の前年にカンヌのパルムドールを受賞した「万引き家族」も、社会的貧困、家族、詐欺など重なるテーマを描いていた。ドキュメンタリー調で撮られた「万引き家族」よりも「パラサイト」の方がいかにも劇映画然としているのに、より現実に近い熱を感じたのは「パラサイト」だった。半地下の窓に注がれる立ち小便や、トイレから吹き出す下水、そして「臭い」がそう感じさせたのだろうか。

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今日のオススメ

Bottom Of Tokyo – Wool & The Pants

最近の日本、男性主体のバンドは行儀良いのばかりであまり興味が湧くものがなかったのだけど、このバンドは来た! やばい! だいぶ前から話題になっているらしいけど。この曲、スライみたいなくぐもった音と少ない音(けどカウベルは有り!)、ファンキーなリズム、独特の言い回しや節回しの唄でおっ!と思ったけど、「たんぽぽだ/食べちゃおう」って歌詞でやられた。たまに俺も食いたくなる(小便がかかってそうだから食わないけど)。Wool In The Poolというアルバムに入っている。バンド名はKool & The Gang、アルバム名はHolger CzukayCool in the Poolか、ナメてて最高。ギターのアルペジオと唄の雰囲気が混ざり合ってどこかフィッシュマンズにも似たじゃがたらのカバーなど他の曲もいい。次のアルバムでバンドサウンドに行くのか、サンプリング主体で行くのかも楽しみ。Ele-Kingのサイトにインタビューあり、面白い。

金継ぎ、梅干し

時間がありすぎて、ちょっとの仕事と昼寝以外の時間は手を動かしてばかりいる。ていねいな暮らしなんぞ求めているわけでもない。

上の写真は金継ぎ。6月ぐらいからスタートして、塗って削っては乾かしを繰り返し、先週ようやく終了。ついつい漆を厚塗りにしてしまい、そこが乾くとシワシワになってしまう。粉を載せる時にも、ごくごく薄く塗らないとやはり乾いた後にシワシワに。次回は気をつけたい。どれほど長持ちするだろうか。

やってみてわかったが、かぶれやすい体質のようで、特に漆が肌に触れていないような時にも腕などがかぶれてしまう(自分の場合、梅雨や夏は汗疹のように肌の弱い部分からかぶれるようだ)。両親ともに肌が強くない体質だったので、それを見事に受け継いでるんだなと思う。

そして昨日は遅めの梅雨明けの後、なんとか暦通りに迎えた土用晴れということで、梅雨前に仕込んだ梅干しをようやく天日の下に。生まれて初めての梅干し。もともとは団地に生えている梅の木の実を拾い、ちょっとだけ梅酒を作るつもりが、好奇心なのか新型コロナ暇がそうさせたのか、梅干し作りにまで手を出してしまった。

団地で拾った梅は小瓶で早めに漬け始めたため、やや長く漬け過ぎたのか、干したものを裏返すと、干し網にくっついてわずかながら破れてしまう(だから竹ザルがよいのか?)。その後に生協で購入した三重県産の南高梅は、もみじその量がやや少なかったようでオレンジ色っぽくなってしまった。けど干しているうちにいい色になってきた。こちらは固さはちょうど良い。

明日まで天日干し。自分が読んだレシピでは初日は天日干し、二日目以降は夜露にも晒すとあった。明日まで干して、そしてまた容器に戻して数ヶ月熟成。見た目はぷっくりとしてて、市販ならちょっと高級なものに近い見かけで美味しそうに見えるけど、さて味はどうなのか。楽しみだ。

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今日のオススメ

Atlantic Oscillations – Quantic

昨年出たクァンティックのアルバム、Atlantic Oscillationsのタイトル曲。本当はこの曲の1つ前に入っているアリス・ラッセルをフィーチャーした曲を取り上げたかったけど、なぜかタイトルを原題で入力するとエラーが…なんでこの曲を(この曲も、目立つ展開がないのになんか聴き続けられるいい曲ですが)。ちなみにその曲(カタカナだと「ナウ・オア・ネヴァー」)、アリス・ラッセルの唄、Bah Sambaからずっと耳にしてきたが、この曲の唄がかなりいい。最近改めてフェアポート・コンベンションなんかを聞いてるけど、なんかサンディ・デニーの歌唱のような雰囲気を感じさせる。ソロアルバム聴いたことないので聴いてみたい。このアルバム、SNSでちょい書いたけど、一聴地味かと思いきや何度聴いてもかなり楽しめるアルバム。アリスをはじめとしたフィーチャリングヴォーカルの唄もいいし、ウィル・ホランド本人の唄もいい。四つ打ちを基調としているけど、生ドラムの柔らかめの音色と、シンセの鮮やかな音色の対比が面白い。